第5章 一向聴基礎講義

くっつき一向聴

受け入れの広さから、うれしい聴牌の多さへ。

本文の注1を押すと、その語句への補足が開きます。

要点練習・解答てんてんの補足

受け入れ最強の、あいつ

それでは最後の一向聴だ。受け入れ最強と言われてるあいつだ。

⑤くっつき一向聴 聴牌速度★6~★10

定義は言えるだろうか?

図 32図を拡大

(9pと3sのくっつき一向聴と呼ばれる)

解答・解説定義と聴牌条件を確認する

▭▭▭〇(✕✕) だ。

聴牌条件は、✕→△(孤立牌にくっつく)〇→▭(頭が暗刻になる)

それでは、

練習以下の聴牌受け入れを答えてみよう。(制限時間5秒)

図 33図を拡大

孤立牌✕のくっ付きとは、✕の-2~+2の牌を指す。(2つ隣から2つ隣まで)

解答・解説答えを見る

正解は

図 34図を拡大

となる。くっつき一向聴であることに気付ければ簡単。

図 35図を拡大

3~7はいずれも等しく受け入れ5種類となる強孤立牌。

しかし、一般的に端に寄った待ちの方が強いので3と7がこの中で最強だ。

つまり3と6の比較ならば3を残す。(但しタンヤオがある場合は除く)

くっつきで、見落としやすい形

練習それでは、こちらの受け入れを答えよ。(制限時間5秒)

図 36図を拡大
解答・解説答えを見る

正解は

図 37図を拡大

となる。このように4連形(4567m)や順子スキップ牌(2456s)のくっつきは、以下のようにイメージすると良いだろう。

図 38図を拡大

4連形は面子の抜き方が2通りあるので、3pも6pも孤立牌として考えることが可能。

よって、左端(3p)-2~右端(6p)+2。結局2つ隣から2つ隣まで

このように4連形は受け入れが最大8種となるのでとても強い形だ。

図 39図を拡大

順子スキップ牌のくっ付きは1種見落とし易い受け入れがあるので要注意。

他にくっつきの受け入れを見落とす可能性がある形としては、亜両面のくっ付きだろうか?一応簡単に言っておくと、

1123の1のくっ付きは1~3では無く1~4となる。

3345の3のくっ付きは1~5ではなく1~6となる。ってやつだ。以上。

さて、これで受け入れは問題無く答えられる筈だが、実際に正しい打牌を選べるようになるにはまだ足りない。

くっつき一向聴何切るを解く上での重要知識を紹介していく。

重要知識① 雀頭そばは4枚ロス

練習それでは、まずは以下の何切るを考えて欲しい。

図 40図を拡大
解答・解説まず、何を切るか確認する

正解は全て(青)切り。

では、(青)(赤)受け入れ枚数差は何枚でしょうか?

しっかりと考えてから、次の行に進んで欲しい。

解答・解説受け入れの枚数差を確認する

正解は、、、、、

(青)の方が(赤)よりも受け入れが4枚多い。

『雀頭で2枚使ってしまっているので2枚差!』と元気良く間違えてしまう生徒がとても多いので、理由込みでしっかりと理解しよう。

2枚差ではなく4枚差となる理由は自分で受け入れをチェックして比較すれば必ず分かるので割愛する。(ヒント:2pを切っても1pの受け入れは残る。)

ここが大事重要知識① 雀頭そば注18の孤立牌のくっ付きは受け入れ4枚ロスとなる。

注18 · てんてんの補足「雀頭そば」=雀頭に干渉する

この部分への補足雀頭そば

113,223,344,355の3みたいなやつ。
雀頭そばの=雀頭に干渉する
とカッコ良く言う事もある。

注18の本文に戻る ↑

ここが大事113,223344,355の3のくっつきは、ぼっちの3のくっつきに比べて4枚少ない。ってこと。

著者への提案 10「なぜ4枚差?」は、1問だけ解説を残したい

「自分で比較すれば必ず分かるので割愛」は講義らしい語り口ですが、独学だと答え合わせができずに止まる可能性があります。問いかけは活かしつつ、困った人向けの解説があると助かりそうです。

具体案

図40の1問だけ、「青の打牌後/赤の打牌後」の受け入れを並べ、共通する牌を除いて差が4枚になるところまで示す案です。既存の「2筒を切っても1筒の受け入れは残る」というヒントからつなぐと自然です。

Codexからてんてんさんへの編集提案です。講義本文には未採用です。

この提案へのリンク

重要知識② 両面対子と、相性のよい形

では次に行こう。

練習下の二問、何切る?

図 41図を拡大
解答・解説2問の答えと、好形受け入れの比較

正解は

上は打3m

下は打3p

重要知識①で学んだ通り、受け入れはどちらも打3mが打3pに比べ4枚多いが、正解は異なる。

上は受け入れMAXに受ける打3mが良い。

下は両面対子形注19と4連形(or亜両面)は相性の良いので打3pが有利だ。

注19 · てんてんの補足両面対子形とは、こんな形

この部分への補足両面対子形

233 334 445 455
566 556 778 788
のような形を指す。

注19の本文に戻る ↑

打3pは単純な受け入れ枚数では4枚劣るが、好形聴牌枚数で比較すると

図 42図を拡大

であり、嬉しい受け入れは6枚分も優位となる。

それでは類題。

練習何切る?

図 43図を拡大
解答・解説類題の答えを見る

正解は

上は打3s

下は打3s

いずれも単純な受け入れ枚数だけだったら、打3mの方が打3sより4枚有利ではあるが、嬉しい受け入れ枚数で比較する。

ここが大事重要知識② 両面対子は▭✕(ノベタン、亜両面、アンチョビ)と相性が良い!

著者への提案 11「嬉しい受け入れ」を、比較の前に言い換えたい

親しみやすい表現なので残したい一方、「枚数が広い」と「好形で聴牌できる」が別の評価だと、ここで明示すると逆転の理由が伝わりやすそうです。

具体案

図42の前に「ここからは、聴牌できる枚数のうち、好形待ちになる枚数を比べるぞ」と置く案です。あわせて、両面・多面張など、講義で「好形」に含める待ちを一度列挙すると定義が揃います。

Codexからてんてんさんへの編集提案です。講義本文には未採用です。

この提案へのリンク

重要知識③ 中膨れは強い! が……

あとは、くっつき孤立牌として最強クラスに強い4連形強孤立、中膨れ強孤立について触れておこう。

中ぶくれ強孤立 VS 単独強孤立

図 44図を拡大

中膨れ強孤立は、受け入れ枚数は若干少ないが嬉しい受け入れが多く、イーペーコーの打点上昇も見込める分とても強い

また、食い延ばしなどの副露も出来るので副露手だと更に強さを発揮する。

超強孤立注20に属する)

注20 · てんてんの補足超強孤立の定義は、基本序列へ

この部分への補足超強孤立

エンスク用語の一つ。
定義は基本序列のドキュメントを参照して頂きたい。

注20の本文に戻る ↑

練習それでは何切る?

図 45図を拡大
解答・解説何切るの答えと、組み合わせの相性

正解は

打7p。

素直に受け入れMAXに受ける。

重要知識②で両面対子788pと4連形3456sは相性が良いと述べたが、両面対子788pと中膨れの相性は最悪なので3sを切ってしまうと嬉しい受け入れが少なくなってしまう。

よって、強い4連形と中膨れを活かす。打7p。

ここが大事重要知識③ 中膨れは強い!が両面対子とは相性が悪い。

何切るに登場する、6つの種

くっつき一向聴の何切る問題となるのは

4連形 4567

中膨れ形 3445

亜両面形 3345 6788

アンチョビ 3334 1113

両面対子 344

打点の種 ドラや手役の種

の6種のうち3種が登場し、どれを切るかという問題だ。

この組合せは膨大となるので、セオリー化は困難。

だが重要知識①~③を意識すれば大きく外す事は無いだろう。

以上で一向聴の分類及び説明終わり!

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